序章 チーズの歴史 チーズの教本P10~
問題
チーズ文化の伝播経路
[西方]
1、チーズが生まれた西アジアのチグリス川とユーフラテス川の沖積平野一帯を➀何というか。また古代文明が栄えたことから「 ② 」とも呼ばれた。➀と②を答えよ。
2、1の➀からチーズの伝播経路は3つに分かれる。ギリシャ・ローマを通る地中海ルートはイタリア半島の先住民である③何人と融合したか。アルプス山脈北部の先住民とも融合したが④⑤何人か。
3、また、とりわけ厳しい山岳地帯で硬質で大型の保存性の高いチーズを造る技術が生まれた。何のチーズと呼ばれているか。
4、黒海西岸を北上する東欧ルートには、現在のヨーグルトに近い酸乳の消費と、バターを造る技術が残っている。それはなぜか。
5、アフリカ大陸へのルートは王朝が乳加工に消極的だったため、チーズなどの乳加工はやがて消滅した。(※特有の乳文化を継承している地域もある)何王朝か。
[東方]
6、イラン・インド ルートは、酸性化凝固のみで乳の加工を行うようになった。それはなぜか。
7、カザフスタン・モンゴル ルートは、遊牧民チーズの流れで山羊や羊の搾乳獣の乳を加工していた。このルートはシルクロードの経路上にあり古代中国への文化、また日本の古代チーズ「蘇」もこの経路によって伝えられたと考えられる。この時日本は何時代か。
8、チーズの原産地を保護する試みは⑥何世紀、⑦どこで、⑧誰が、村の住人に対して特許状を与えたのが原産地保護の始まりとされているか。
9、( ⑨ )世紀後半、、フランスのブドウは北部由来の( ⑩ )〈ブドウネアブラムシ〉による壊滅的な被害に見舞われてワイン不足に陥り、それに付け込んで各地で産地偽装が横行した。⑨⑩に言葉を入れよ。
10、このような危機的状況の中で、農産物の原産地保護への機運が高まり、
1905年 「商品販売時の不正行為と食品と農産物の偽造の取締りによる法律」成立
1919年 「原産地の名称の保護に関する法律」 公布
1925年 ( ⑪ )が最初にA.O.を獲得
1935年 原産地名称統制法( ⑫ )成立し内容強化
1952年 ヨーロッパのチーズ生産国による( ⑬ )
1992年 欧州連合(EU)が統一した品質認証システム「原産地名称保護
( ⑭ )」も作った。
11、乳・乳加工技術の変革の中で最も典型的なものは、乳から脂肪分を分離する技術の発明だった。これは⑮何年に、⑯どこの国で、⑰何という機械の名前か。
12、同じ頃ドイツで( ⑱ )の圧縮を冷媒とする冷凍機が開発された。このことによって食品の冷蔵や冷凍が可能になり、乳加工の現場でも品質保持が容易になった。( ⑱ )に入る用語は?
13、それまでヨーロッパなどの大きな牧場ではミルクメイド(乳搾り女)と呼ばれる搾乳専門の女性が雇われていたが、1900年頃に真空をを利用した機械が発明され、人の労働は軽減され家畜の多頭飼育を可能とした。その機械とは何か。
解答
1、➀メソポタミア ②肥沃なる三日月地帯
2、③エトルリア ④ケルト ⑤ゲルマン
3、山
4、気温の高い地域では乳はすぐに酸性化して凝固するが、気温が低いところでは乳はしばらく静置すると上層にクリームが浮上してくるため、これをすくい取って攪拌し容易にバターを造ることができるから。
5、エジプト
6、アナトリアのヒッタイト文明と接触しなかったことや、バラモン教のウシ信仰があったため、動物由来のレンネットを全く使用しなかったから。
7、奈良・平安時代
8、⑥15 ⑦フランスのロックフォール・シュール・ス―ンゾン村 ⑧フランス国王シャルル6世
9、⑨19 ⑩フィロキセラ
10、⑪ロックフォール ⑫A.O.C. ⑬ストレーザー協定 ⑭P.D.O.
11、⑮1877 ⑯スウェ―デン ⑰遠心分離機
12、アンモニア
13、ミルカー(自動搾乳機)
ワインも一緒に学びたい方へ
オンラインで自由な時間に!
オンライン特化のワインスクール【ヴィノテラス ワインスクール】
スクールに通ってワインも友達もつくりたい!
スポンサーリンク