
第2章 チーズを巡る チーズの教本P127~
問題
1、スペインのD.O.P.チーズで、スペインのチーズ市場で最も人気のあるチーズの一つ。エストレマドゥーラ州の地方の名前が由来のメリノ種の羊乳製無殺菌ソフトタイプ。植物レンネット使用で側面にベルトを巻いて熟成。チーズ名は何か。
2、スペインのD.O.P.チーズで、エストレマドゥーラ州の県の名前が由来の羊乳製無殺菌ソフトタイプ。1、と似ていて同じように植物レンネット使用で側面にベルトを巻いて熟成。チーズ名は何か。
3、スペインのD.O.P.チーズで、エストレマドゥーラ州の2、と同じ県が産地の山羊乳製無殺菌ハードタイプ。昔から山羊を追って暮らし、造ったチーズは熟成職人が買い取り熟成させ販売。表皮にオリーブオイルを塗ったものやパプリカを入れて塗布したものもある。チーズ名は何か。
4、スペインのD.O.P.チーズで、南部ムルシア州の山羊乳製ハードタイプ。何世紀にもわたって改良を重ねてきたムルシアーノ・グラナディナ種という脂肪分が多い山羊の乳から造られている。熟成中モナストレル種などのムルシア産の赤ワインに浸漬することで保存性が高まる。チーズ名は何か。
5、スペインのD.O.P.チーズで、地中海に浮かぶバレアレス諸島の島の名前が付いた牛乳製ハードタイプ。熟成タイプには表皮にオリーブオイルとパプリカが塗ってある。チーズ名は何か。
6、スペインのD.O.P.チーズで、モロッコ南部の沖合100㎞に浮かぶスペイン領の群島カナリア諸島にあるフェルテベントゥーラ島で造られる山羊乳製ハードタイプ。山羊乳の種類が名前の由来。最大15%まで羊乳を混ぜること可。チーズ名は何か。
7、スペインのI.G.P.チーズで、カスティーリャ・イ・レオン州の名前の由来となっているレオンの谷で造られる牛と山羊混乳製青カビタイプ。青カビを生やすため針で孔をあけ、塩水に漬けたカエデの葉で包んで熟成。羊乳を加えてもよい。チーズ名は何か。
8、スペインのI.G.P.認定外のチーズで、カタルーニャ州ピレネー山麓で古い歴史を持つ山羊乳製ハードタイプ。消滅の危機を山羊牧畜組合により復活。表皮はビロードのような青みを帯びた灰色の自然なカビで覆われている。チーズ名は何か。
9、スペインのI.G.P.認定外のチーズで、牛、羊、山羊混乳製ハードタイプ。スペインでは日常的に食べられている。チーズ名は何か。
10、ポルトガルのD.O.P.チーズ。中部地方エストレーラ山脈で造られるポルトガルを代表するチーズ。ポルダレイラ・セーラ・ダ・エストレーラ種またはシュラ・モンデゲイラ種の羊乳製無殺菌ソフトタイプ。伝統的な植物レンネット(乾燥させたチョウセンアザミのおしべをぬるま湯で滲出したエキス)を凝固させ、側面を包帯状の布で巻いて熟成。チーズ名は何か。
解答
1、ケソ・デ・ラ・セレナQueso de la Serena
2、トルタ・デル・カサールTorta del Casar
3、ケソ・イボレスQueso Ibores
4、ケソ・デ・ムルシア・アル・ビノQueso de Murcia al Vino
5、マオン・メノルカMahon Menorca
6、ケソ・マホレロQueso Majorero
7、ケソ・デ・バルデオンQueso de Valdeon

★合わせたワイン
ヴィーノ・ハヤシ【ワインプラネットプラス第10回】南アフリカ│wineland
8、ガロチャGarrotxa

外観 表皮 濃茶色 白、灰色が混ざっている。でこぼこしている。
中身 アイボリーに近い白色。表皮近くは透明感のある濃灰色。
テクスチャー 触感 表皮は硬くて湿っている。中身は軟らかい。しならずに割れる。
触感 歯触りがいい。くちどけが良い。
風味 香り 穏やか。マッシュルーム、キノコの香り。
香り ミルクの味わい、甘味。ほんのり後味に山羊乳特有の味わい。
ハーブティー チーズの甘味とハーブの香りが合わさって上品に◎
ブラックアイスコーヒー チーズの甘味とほんのり山羊乳の風味が感じられるカフェオレ風に◎
ほうじ茶 ほうじ茶の香ばしさが穏やかになり、チーズの山羊乳特有の風味も加わると全体的にマイルドに◎
9、ケソ・イベリコQueso Iberido
10、ケイジョ・セーラ・ダ・エストレーラQueijo Serra da Estrela
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